iPhone 3G

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iPhoneを手にしてひと月。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

アニメ雑誌ニュータイプに連載されているファイブスター物語という漫画があるのですが、その中でカイエンというキャラクターがPDAのようなものを使っていました。外観はパームデバイスのようで、画面上ではMac OSのファインダーようなものが動いていました。手のひらサイズのMacintoshのようなものでした。確か荒野の真ん中で地図を表示して現在地を調べたりしていたようなシーンだった覚えがあります。それを見たのは、もう20年ぐらい前のことでしょうか。以来、それを手に入れることが目的で生きてきたようなものです。WorkPadやVisor、クリエなど買ってみました。クリエではPHSでインターネットができたり、オプションパーツでGPSができたりしたのですが、なにかが違いました。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

iPhone 3Gは発売日に手に入れました。白黒2台。どっちも16GBです。1台目は発表の翌日、ソフトバンクショップで予約を入れてそのまま無事に手に入れることができました。やはり並らばないとiPhoneじゃないということで、2時間ぐらい並んでもう1台の白い方を手に入れました。
好みかもしれませんが、白のほうが好きです。フチの銀と裏面カバーの白の組み合わせがどうにもiPodっぽいのがイイんです。だから、今回は黒ではなく白の方が16GBのみのスペシャルなんですね。

SMSが楽しいです。この一ヶ月間でもっとも使っている機能の一つです。iChatと同じインターフェイスを使ってSMSをチャットにみたてたのがすばらしいです。見せ方を変えるだけで、SMSがこんなにも楽しく使えるものになるのかと。iPhone2台でSMSをしているとまさにチャットです。ロック状態でもメッセージがポップアップされるので見逃しにくいのもイイです。
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iPhoneの画面全体がテンキーのボタンになるのが好きです。携帯電話の入力がタッチパネルになるべきというのは、F900iTを使っていた時に感じました。画面にテンキーが表示されてタップしてダイヤルできたらもう物理的なキーが要らなくなり、本体サイズも小さくなるのにと。D800iDSもイイ線いってましたが、外観のデザインがまとめきれてなかったのと、その時の900シリーズに比べ機能が削られていたのがいけなかったですね。ZERO-3もタッチパネルがテンキーになるので好きでした。もうタッチパネルがテンキーになるだけで十分満足。お腹いっぱい。計算機アプリも好きです。画面そのものがキーになってしまうのたまりません。iPhoneを手にした瞬間ようやくここに辿り着いたという思いでした。

iPhoneに付属のイヤホンが好きです。マイクとスイッチの付いたイヤホンです。これまで外を出歩く際は携帯電話とiPodを一緒に持ち歩いていたわけですが、iPodのイヤホンをしたまま通話できたらどんなに楽だろうといつも思っていました。電話がかかってくる毎にイヤホンを耳から外すの面倒。携帯電話用のイヤホンジャックの付いたマイクにiPodのイヤホンをつなぎ直したりもやってみたのですが面倒。それがiPhoneでは解決しているんです。着信したらイヤホンのスイッチをワンクリックするだけで、iPodからシームレスに通話に移ることができるんです。本屋で立ち読みしたまま通話できるし、スーパーマーケットでカートを押しながら通話できる。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

室内でiPhoneが机やテーブルの上に置いてある状態などではスピーカーフォンをよく使います。これまでの携帯電話にもあった機能ですが、どのキーを押せば良いのか瞬時に分かりづらかった。iPhoneだと通話中画面に出てくるボタンをタップすればスピーカーフォンになります。このボタンが大きくて分かりやすい。スピーカーフォンを使っていると、ウルトラマンに出てくる地球防衛軍の基地ある通信機で話しているみたいで楽しいのです。テレビ電話より未来っぽいです。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

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スピーカーフォンとマイク付きイヤホン、iPhoneはこの2つだけでもこれまでと違う通話というものを実現しているんです。片手で電話機握って耳にスピーカーあててなんて、黒電話のころから何にも変わっていない。いままでのケータイでもできたことが、ワンクリック、ワンタップの分かりやすい操作でできるようになるだけでまるで新しい機能のようなのです。iPhoneが通話しづらいなんて全く逆。まるでテレパシーのような気軽さで会話ができます。さらにソフトバンクのホワイトプランだと家族なら24時間話し放題。家の中だろうが、外へ出掛けている最中だろうが、時間も場所も関係なく脳と脳がつながるのです。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

最初の携帯電話はデジタルホンのケンウッド端末でDP-132という機種から始まり、そこから、PHSに変えたりしつつドコモになり、P501iからは新機種が出るたびに半年ごとに機種変更してきました。ドコモと平行して、目新しい機種が出た時などはauでもソフトバンクでも手に入れて使ってきました。906iが発表された時、既に日本での発売も予想されていたiPhone 3Gと比べてみて、もうこれは906iではないなと思いました。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

最初のケータイがデジタルホンというのもなんだかです。デジタルホンは今のソフトバンクなんだかですから。そこからiPhoneが出るというのもなんだかです。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

これまで何かを追い求めて数知れず様々な機械を手にしてきました。iPhoneを手にした瞬間、ようやくここに辿り着いたという思いがしました。

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